突然ですが、コロッケはポテト派ですか? クリーム派ですか?
私は断然ポテト派です。と言いつつ、やっぱりクリームコロッケのあのトロリとした食感、まろやかな味わいも捨てがたい…とつい優柔不断になってしまうこの選択肢ですが、その両方が味わえるお得感いっぱいのコロッケをオンワード・マルシェで見つけました。
「隠岐・海士の海鮮コロッケセット(いわがき・白いか各6個入り)」です。
作っているのは、島根県の北方80キロに位置する隠岐(おき)諸島・海士(あま)町で新鮮な魚介やその加工品を提供している『ふるさと海士』です。
『ふるさと海士』が取り扱っている代表的な魚介が「いわがき春香」と「朝どれ白いか」です。
「いわがき春香」は衛生管理を徹底し、十分な水質検査を行った海域で約3年かけてじっくりと育てられます。いわがきの旬である3~5月に水揚げされたものを、付着した海藻や貝を丁寧に取り除き、16時間以上も紫外線滅菌海水の流水に浸して浄化するという徹底ぶり。こうして初めて安全・安心に食べられるようになった牡蠣だけが「いわがき春香」となるのです。
一方「朝どれ白いか」は、隠岐近海で夏から秋にかけて水揚げされる白いか(剣先イカ)をCAS旬感凍結という最新の技術で凍結保存したものです。この冷凍技術のおかげで細胞組織体を痛めずに鮮度が保たれ、解凍時に旨味や風味を残して“とれたて”の味を再現することが可能となったのです。
コロッケの具にするなんて勿体ないのでは? と思うのは凡人の考え。それを見越したかのように、コロッケになって勿体ないとは絶対に言わせないぞ! と言わんばかりの作り手の熱意が、実際に食べてみると伝わってくるのでした。
「隠岐・海士の海鮮コロッケセット」は、それぞれ2個ずつのパックが3つずつ、計6パック入っています。
揚げ方が書かれた紙も中に入っており、180℃~190℃に熱した油に凍ったままのコロッケを入れるだけ。きつね色になり浮き上がってきたら出来上がりです。油の温度が下がるとパンクすることもあるので、家庭では少量ずつ高温を保ちながら揚げることが失敗しないコツです。
いずれも、まるでクリームコロッケのような滑らかさがありながら、ポテトのホクホク感もちゃんとあるしっかりした食感です。
「いわがき」は見た目の存在感より味は控えめであっさりしています。牡蠣が苦手な方もこれなら食べられるかもしれません。レモンをかけるといわがきの味が引き立ちますよ。
「白いか」は、いか独特のコリコリした食感と風味が効いていて、一段と海鮮らしさが感じられます。
そのまま食べても美味しいのですが、ウスターソースをほんの少し付けて食べるとまた違った味わいになって美味しかったです。余ったらサンドイッチにしても良いですね。
子供から大人まで幅広く気に入ってもらえること請け合いの贅沢コロッケです。