実家の両親への返礼品に何か良いものは? とオンワード・マルシェを検索しているとこの「藁焼きトロカツオのたたき1本入」を発見。お酒が好きな両親へぴったりな商品だと考えたまではよかったものの、そのあまりに美味しそうな商品に、ついでに自分の分まで購入してしまいました。
高知県の名物料理、カツオの藁焼きは本場の味を体験済みですが、なぜ藁で焼くカツオはあんなにも美味しいのでしょうか? 理由は、藁の炎は一瞬で高温になり、表面を一気に焼くことができるから。なので外側はしっかりとした焼き目が付き、中身は程よく生の状態で、旨味をしっかり閉じ込められるのです。また、藁の香りがカツオに移り、芳ばしさも加味されます。
現地で焼きたてのトロカツオは、そのまま真空パックした後、冷凍保存された状態で届きます。梱包内容は、大きめのトロカツオの他に「四万十紀行の焼鮎ゆずポン酢」と高知県の海洋深層水で精製された海塩です。ポン酢と海塩は開封しなければ常温保存できるので、商品が届いたらトロカツオだけ冷凍庫に食べる直前まで保存します。
冷水で流しながら10~15分ほど置き、表面が程よく柔らかくなってきたら食べごろです。
解凍も終わったので、さっそく真空パックされた包装を開けて出してみました。袋から開けた途端、焼いた藁の良い香りがブワッと広がり、鼻腔をくすぐります! 香りだけで美味しさは約束されたようなものですね。
玉ねぎや青ネギが好きなので、たっぷりとカツオにのせていただくことにします。
まずはポン酢で食べてみたところ、ポン酢のさっぱりとした酸味が、トロカツオの脂がのった旨味と、焼いた香ばしい風味を引き立てています。定番の食べ方ですが、やはりカツオのたたきとポン酢の相性は抜群ですね。
次は海塩で食べてみることに。塩でカツオのたたきを食べるのは初めてだったのですが、ひと口食べたらすぐに虜になりました。素材が良いからこそ一番シンプルな塩のみという調味料でも、十分旨さを感じることができるのですね。
「四万十紀行の焼鮎ゆずポン酢」が余ったので、後日こちらを使って豚肉の冷しゃぶのタレとして使ってみることに。茹でた豚肉の上に大根おろしをたっぷりとのせて、このポン酢をかけてみました。カドがなく、まろやかで鮎の出汁の風味がしっかりときいたポン酢は、豚肉との相性も申し分なく色々な料理に使えるので重宝しそうです。出汁がしっかりときいたこのポン酢を使って、ちょい足しでドレシングを作ってみてもいいかもしれません。
本格的な藁焼きのカツオを初めて食べてみましたが、想像を超えた美味しさにびっくりしました。藁焼きは日本古来の製法ですが、こんなにも食材の味に変化が生まれるとは日本の食文化の奥深さに感嘆です。