山形県の南東に位置する高畠町。別名「まほろぼの里」の名で親しまれ、「丘や山に囲まれた稔り豊かな住みよいところ」という意味が込められています。自然が豊かなこの町では、農業が盛んで、多くの野菜やフルーツが栽培されています。ぶどうの代表格とも言えるデラウェアの生産量は日本一を誇り、山形県でも有名なフルーツの産地です。
その高畠町で栽培された野菜やフルーツを加工し、ジャムやドレッシング、フルーツソースなどを生産するのが『たかはたファーム』。太陽をいっぱいに浴びた高畠産の野菜やフルーツをふんだんに使用し、素材の持ち味を大切にしたシンプルな加工で様々な製品を生産しています。
「果実や野菜が持つ本来の味と香り、色を大切にしたい」という社長である福島悟さんの指揮の下、工場内での加工の大半は手作業で行われているそう。工場内には果実の爽やかな香りが漂い、季節の移ろいを感じられるのだとか。
今回はその『たかはたファーム』の「ミックスゼリー8個詰合わせ」をお取り寄せしました。箱を開けると、中には8種類のカラフルなゼリーが綺麗に並べられ、まるで子供の頃に集めていた宝石箱のよう。桃や洋梨、ブドウ、キウイなど彩り豊かな果実が敷き詰められたゼリーは、見ているだけでうっとりとしてしまいます。単なるフルーツのゼリーではなく、杏仁ゼリーの入った「ホワイトリボン」や、ミルクゼリーやチーズケーキと層になった「レッドベリー」などのケーキのようなゼリーもあり、食べる人を飽きさせないつくりになっています。
先日、友人を家に招き、おしゃべりしながら頂くことにしました。どれから食べようか迷いに迷った末、私は「ミックスジュエリー」を、友人は「グリーンストライプ」をチョイス。紅茶と一緒に頂きました。
白桃、パパイヤ、オレンジ、サクランボ、ブドウの5種類のフルーツが所狭しと詰められた「ミックスジュエリー」。一つひとつカットも大きく、オレンジは皮ごと入っています。フルーツが主役で5種類それぞれの味をしっかり楽しむことができます。フルーツはどれも甘味が強く、香りも良し。ゼリー部分はフルーツを引き立てるようにほんのり甘く、軽い食感です。食べ応えもあり大満足の1カップです。
友人が選んだ「グリーンストライプ」を一口いただいてみます。3層になったこのゼリーは、土台の部分が抹茶のチーズケーキ。真ん中がキウイのゼリーで、上には角切りにしたリンゴが花柄のように並べられています。シャキシャキとしたリンゴの食感とキウイの香り、抹茶のチーズケーキの甘さが喧嘩することなく、うまく調和しています。まるでパティシエが作ったケーキのようなゼリーには、友人も驚いていました。贅沢で大人が喜ぶゼリーです。
これほどまでに果実の味をしっかり味わえるゼリーは出会ったことがありませんでした。
見た目も華やかで、贈り物としても最適です。お中元や暑中見舞いなど今後のギフト選びの候補にリストアップしました。お子様がいる家庭にも、年配の方にも送りやすく、シーンを選ばない優れもの。もちろん日々のティータイムにもオススメです。
私は明日、「ピンクグレープフルーツと西洋梨」を食べようと心に決めました。グレープフルーツの酸味と洋梨の甘さがどんな相性なのか想像するだけで、今からウキウキしてしまいます。