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2019.02.24 UP

食卓に華やかな彩を与える食材の玉手箱「晩菊(ばんぎく)145g×4袋」


突然ですが、皆さんは食用菊を食べたことがありますか? 馴染みの薄い食材かもしれませんが、スーパーに並んでいるお刺身のパッケージを思い出して下さい。黄色い飾りが浮かんできませんか? そう、あれが食用菊です。食べずに捨ててしまう人が多いと思いますが、花びらを散らしてお刺身と一緒にいただけば、ほのかな香りを楽しむことができるのでオススメです。

食用菊の効能はいくつかあります。ひとつは解毒作用。これがお刺身に添えられている所以のひとつです。他にも、ビタミンが豊富で、悪玉コレステロールを抑える効果もあるとも言われています。今回レポートするのは、そんな食用菊を使用した伝統の逸品です。



お取り寄せしたのは『晩菊本舗 三奥屋』の「晩菊(ばんぎく)145g×4袋」。製造元の『晩菊本舗 三奥屋』は山形県にある漬物店の老舗。漬物と惣菜を手掛ける有名企業で、なかでも「晩菊」は昭和57年(1982年)の山形県名産品品評会で金賞を受賞した逸品であり、その名の通り『晩菊本舗 三奥屋』の看板商品です。

「晩菊」に使われている食材は、大根、胡瓜、茄子、茗荷、人参、わらび、山形県の在来野菜・せいさいなど、厳選された国産野菜と菊の花。10種類にもなるそれらの素材を塩漬けにしておよそ1年間寝かせ、独自の技法で漬け込んだ、こだわりの味が自慢です。



器に盛り付けると漬物独特の豊潤な香りが立ち込めてきました。さっそく酒の肴としていただいてみましょう。ひと口食べると、コリコリとした食感に驚かされます。実に心地よい歯応えです。そして、肝心の味も豊か。10種類もの食材の風味が、塩味と梅酢による酸味のなかで確かに主張しながらも、独特の一体感で口中に広がってくるのです。ふと、新鮮な国産野菜が詰まった玉手箱が脳裏に浮かんできました。そして、全体を上品な風味に仕立てている最後の立役者が菊の花の華やかな香りです。



素晴らしい逸品を頂いた翌朝。「晩菊」を使って今度は思い付いたピザトーストを試してみました。焼き目を付けた食パンにたっぷりと「晩菊」をのせて、とろけるチーズをかぶせてトースターで温めます。あえて味付けをせずにいただくと、チーズのコクと「晩菊」の塩味と酸味、そして食パンによる小麦粉の甘味が見事にマッチ。これは予想以上の美味しさでした。

おにぎりの具材やお茶漬け、炒飯はもちろんのこと、これならパスタとの相性もいいはずです。様々な料理で「晩菊」の可能性を試してみたくなりますね。「晩菊」はその名の通り、美しく咲く菊のごとく、食卓に華やかな彩を与えてくれる、紛れもない逸品でした。

晩菊(ばんぎく)145g × 4袋

晩菊本舗 三奥屋

晩菊(ばんぎく)145g × 4袋

¥3,207(税・送料込)

春に萌え立つ山菜から野菜、そして晩秋を飾る菊花まで、その時その時の旬をしまい込み、1年から2年寝かせた漬物「晩菊」。晩菊の落ち着いたべっ甲色は、歳月の証しと言えます。最初の漬込み期間だけでも一年がかり、塩漬けによる野菜の自然な発酵をじっくり...
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マルシェ編集部

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