厚切りの豚の三枚肉をじっくり柔らかく煮込んだ「豚の角煮」。ジューシーな食感と甘辛い味わいがご飯にもよく合う大好きなお肉料理です。脂身が多いイメージですが、じっくり煮込んで余分な脂を落としていることもあってか意外にもヘルシーな食べ物なんですよ。ほかにもビタミンB1やコラーゲンなど栄養価も豊富でダイエットなどにも注目されてきているんだそう。
今回は、そんな豚の角煮を贅沢に使った「角煮まん 10個入り」をお取り寄せ。この商品は、長崎県にある角煮専門店『角煮やこじま』が作っています。元々は、長崎県にある『割烹こじま』という地元食材を使った「卓袱料理」のお店で、そのメニューの中でも角煮、そして今回ご紹介する「角煮まん」を求めるお客さんが多く、手軽に購入できる角煮の専門店をオープンしたんだそう。
「そもそも卓袱料理って何?」と思う方も多いはず。なので少し簡単に説明しましょう。「卓袱料理」とは、大皿に盛られたコース料理を円卓で囲んで食べる長崎県発祥の料理形式のことを言います。元々は、中華料理店にあるような円卓に並べられた料理を食べる形式を日本化し、このような形になったんだとか。
この形式は、主に料亭や結婚式の披露宴などにも組まれることが多いことで有名。提供される料理の順番もあり、食前酒が来てその後にお吸い物、小菜といわれる冷たい一品料理(刺し身やアラの湯ひき)などが出されます。そして中鉢、肉類のメインディッシュで豚の角煮が出され、大鉢で季節の料理の詰合せが来たあとに梅椀というデザート、といったコースが一般的なんだとか。
少し説明が長くなりましたが、さっそく角煮まんを味わっていきたいと思います。こちらは冷凍で到着するのですが、袋のままレンジで1分ほど温めれば良いだけの簡単調理が魅力的。ほかには、沸騰させた鍋に中華せいろを置いて蒸す方法もあり、13分ほどかかるのですが、より美味しく食べられるんだそう。
どうせならこだわって食べたいので、蒸してみることに。13分経ってフタを開けると中華せいろ独特のいい香りが漂いました。
まんじゅうからはみ出した脂身の照りがたまらなくおいしそうですね!
さっそくいただきます。国産小麦を使用したまんじゅうの生地は、柔らかくてもっちもち。皮付き三枚肉のとろけるような脂身の食感にうっとり。この皮付き三枚肉は、メキシコのソラノ州という豊かな土地で育った豚肉を使用しているそう。肉骨粉や成長ホルモンなどの人工飼料を使用していないのも店のこだわりなんだとか。
コクのある甘辛めの味わいは、国産丸大豆醤油を長年継ぎ足して作られる秘伝のタレの効果。蒸し上げたことで染み付いた中華せいろのいい香りも相まって、さらに食べる手が進みます。
また角煮のところに練り辛子をちょい足しするのも楽しみ方のひとつ。そうすることでより味が引き締まるそうです。今回は練り辛子を用意し忘れてしまったので、次回の楽しみにします。
角煮専門店がこだわった本気の角煮まんを堪能することができました。この肉厚なのに柔らかい角煮の食感は、一度食べたら多くの方がハマってしまうのでは?ぜひ皆さんも片手で手軽に食べられる幸福の味を楽しんでみてはいかがでしょう!