熊本県天草市。熊本県の東部に位置し、120余りの島々からなる諸島。青々とした海に囲まれていて、海の幸はもちろん山の幸も豊富な自然豊かな町です。離島でありながら人口は熊本県の中でも3番目に多く漁業や農業も盛んです。温暖な気候を利用し、様々な野菜やフルーツが栽培されています。冬場になると、熊本県産のみかんは関東のスーパーでもよく見かけますよね。天草市では一年中気温が下がりにくい一部の地域を利用して、様々な柑橘系のフルーツの栽培が行われていますが、その中でも名産品として知られているのが、天草晩柑です。
今回オンワード・マルシェでお取り寄せしたのが、その天草晩柑をふんだんに使用したマドレーヌ「九州・天草晩柑マドレーヌギフト」です。フルーツ全般が大好きな私ですが、特に好きなのが酸味の効いた柑橘類のフルーツ。これが焼菓子とどうマリアージュしてくれるのだろうと封を開ける前からワクワクしてしまいます。
和製グレープフルーツとも言われる天草晩柑は、酸味とジューシーさが特徴。果実から溢れる果汁が喉を潤し、甘さもスッキリしていて、地元の方に愛され続ける天草の名産品だそう。そのままでも一度食べてみたくなってしまいますね。
「九州・天草晩柑マドレーヌギフト」は、天草晩柑の皮を砂糖で煮詰め、生地の中に練り込んでいます。そのため、香り高く上品なマドレーヌに仕上がっているそう。この商品を製造している『菓舗だいふく』は、実際に天草晩柑の生産地に向かい果実の状態を確認。鮮度や安全性をしっかりと見極めたものを厳選しマドレーヌに使用しているそうです。
届いたら早速、おやつの時間に一つパクリといただきます。表面がつやめいたマドレーヌは、手の平に収まるくらいの大きさ。お茶菓子や、少し小腹が空いた休憩時間などにちょうどいいサイズです。封を開けると、ふわっと柑橘の香りが立ち込めます。ひと口いただいてみると、しっとりとした生地の中には天草晩柑のピールがまばらにコロッと入っていて、酸味と柑橘のほろ苦さを感じることができました。ひと口だけでもとても爽やかな気分にさせてくれて、リフレッシュしたい時にオススメのスイーツですね。甘すぎず、ほろ苦さも優しめなので、お子様でも食べられる味わいです。
そのままでも十分美味しいですが、冷やしても温めてもオススメとのこと。今回はトースターで軽く温め、パンケーキ風にしていただいてみることにしました。焼き目をつけると、しっとりしていた表面がカリッとして、バターの甘い香りと香ばしい香りが広がります。ホイップクリームと蜂蜜をトッピングし、甘味と酸味のマリアージュを楽しむことができました。暑い日には、冷やしたマドレーヌにアイスクリームをトッピングしても楽しめそうですね。