子供の頃、遠足のお弁当はおにぎりだったという人は多いと思いますが、その中身は何でしたか? 我が家ではおにぎりの中身にコンビーフとかつお節を和えたものがよく入っていました。おにぎりの中身がコンビーフなんていう人は周りに誰もいなかったので、よく驚かれました。このアイデアは祖母が考えたそう。大人になり、自分でもたまに作ることもありましたが、缶詰のコンビーフは脂ギトギトで、若い頃ならいざ知らず最近はあまり食べなくなってしまいました。でも、今回ご紹介するコンビーフだったらいけるかも?! というわけで期待を込めて「<山形牛100%>幻のコンビーフ&コンビーフソーセージ入り極上セット」をお取り寄せしました。
「<山形牛100%>幻のコンビーフ&コンビーフソーセージ入り極上セット」は2018年のオンワード・マルシェ アワードでグランプリを受賞しています。セット内容は「<山形牛100%>コンビーフ」「コンビーフソーセージ」「サラミウィンナー」「牛タンウィンナー」「自家製ベーコン厚切りステーキ」の5種類。どれもハイクオリティなアイテムばかりです。特に「<山形牛100%>コンビーフ」は従来のイメージを覆す究極のコンビーフとして各種メディアにも取り上げられ大反響を呼びました。そのせいでしばらく入手困難になった時期もあったのだとか。
提供しているのは、山形牛の伝道師と呼ばれている横浜の『加藤牛肉店』です。「<山形牛100%>コンビーフ」は、まず極上の山形牛の肩肉にドイツから取り寄せた岩塩をまぶして1週間以上塩漬けにし、寸胴鍋で8時間煮込みます。煮込んだ肉は手作業で1本1本ほぐしていき、余計な油を落とし、筋を丁寧に取り除きます。肉が力強い旨味を備えた美味しい加工品に生まれ変わるためには、職人技がどうしても必要なのです。塩漬けにする際の漬かり具合を判断するのも、煮込む際の火の通り具合を見る塩梅も、ほぐしていく手作業も、経験に裏打ちされた熟練の技があってこそ。これぞ加藤牛肉店の味! と絶賛される秘訣がそこにあります。
バゲットにコンビーフをたっぷり乗せて食べてみました。口の中に入れた途端、肉の脂がほろほろと溶けていく食感が味わえます。しつこさは全くありません。いくらでも入りそう。『嵐にしやがれ』で紹介された時、「脂をあれだけ丁寧に取り除いてもなおこのジューシーさ!」と試食したメンバーが感嘆の声を上げていた意味がよく分かりました。続いて「コンビーフソーセージ」と「自家製ベーコンの厚切りステーキ」も食べてみましたが、口の中でジュワーっと広がる脂の旨味は感動的! まるでしつこさがありません。
「<山形牛100%>コンビーフ」はご飯との相性も抜群です。熱々の白米の上にたっぷり広げ、その上に卵黄をのせ、お醤油をひと垂らしすれば至福の味に! この流れで行くと、祖母が考えたおにぎりも「<山形牛100%>コンビーフ」で作れば極上の逸品に変身することはもう疑いようがありませんよね。