母がコーヒーが大好きで、我が家では食後に必ず、母がドリップしたコーヒーを飲むのが定番でした。私がコーヒーを飲み始めたのも中学生の時。母親や父親の真似をして、当初からブラックで飲んでいた記憶があります。その影響もあり今では、コーヒーは毎日の生活に欠かせないものとなりました。
最近では、街のいたるところにコーヒーショップがありますね。チェーン店だけでなく、エスプレッソをベースとしたカフェや、ドリップコーヒーがメインのお店、自家焙煎を行うコーヒー豆専門店など、おしゃれで個性的なカフェが立ち並びます。
そんな中、たまに恋しくなるのが、昭和の雰囲気が漂うレトロな喫茶店。薄暗い明かりの中、マスターが一杯一杯丁寧に淹れるその光景は、海外にはない日本らしい喫茶店の象徴です。今回はそんな喫茶店の代表格とも言える創業昭和9年(1934年)の『丸福珈琲店』からのアイテムをご紹介します。
『丸福珈琲店』は大阪の地で創業者である伊吹貞雄氏により開業されました。元々レストランのオーナーシェフだった伊吹氏は、当時ハイカラな飲み物であったコーヒーに魅せられ、自分のお店でも美味しいコーヒーを出せるようにとコーヒーの研究をはじめました。その熱の入れようは、自分で器具を開発してしまうほど。レストランで食後に出していたコーヒーでしたが、料理人仲間の助言もあり、レストランを閉めコーヒー店を始めることに。それが『丸福珈琲店』の始まりです。
独自の技術でコーヒー豆を焙煎。そのコーヒー豆を伊吹氏が考案した抽出器具で熟練した職人が一杯ずつ丁寧に抽出します。創業からおよそ90年、全国に約20店舗と増えた現在も受け継がれる伝統の味です。
お取り寄せしたのが『丸福珈琲店』の「プリン&ゼリー&リキッド珈琲セット 無糖」。お店でも人気のプリンとコーヒーゼリー、創業以来受け継がれる伝統のアイスコーヒーが一度に楽しめるセットです。
家でホットコーヒーはよく淹れるのですが、アイスコーヒーを仕込むのは少し手間だなと感じていました。夏はどうしてもアイスコーヒーが飲みたくなるので、リキッドコーヒーは本当に便利です。早速、届いた商品をいただいてみます。
プリンは生クリームをたっぷり使用したコクと優しい味わいが特徴。ほろ苦いカラメルソースがプリンの甘味を引き立ててくれます。一緒にいただいたアイスコーヒーは、深煎りで苦味がしっかりしているので、甘いスイーツとの相性が抜群です。
コーヒーゼリーは付属のクリームもありますが、個人的に大好きなホイップクリームをのせていただきました。『丸福珈琲店』のこだわりでもある「深煎りの極み」がゼリーからもしっかり味わうことができました。苦味はしっかりありますが、スッキリとしていて軽い味わいです。これなら夏バテがつらい時期でもサラッと食べられます。
コーヒーが好きなら絶対喜ばれるだろうこのセット。夏のギフトを考え中の方にもオススメです。もちろん夏を乗り切るための自分へのご褒美にも。手間いらずですぐに楽しむことができます。この夏のコーヒータイムをもっと豊かにしてみませんか。