疲れた時にこそ、無性に食べたくなる味ってありますよね。私にとっては酸味がまさにそれ。酢の物やフルーツ、何でもいいのですが、きゅっとした酸味を摂れば気分がリフレッシュ、不思議と身体に元気が湧いてくる気がします。
そんな酸っぱいもの贔屓な私が今回オンワード・マルシェで気になったのが、「さくらんぼ酢3種類セット」です。化学肥料を一切使用せず40年もの間さくらんぼ専門農園を営んできたという『大橋さくらんぼ園』が手がけた本商品。酸っぱいもの好きだからこそのこだわりで、新しいお酢選びには慎重なのですが、「生産者が確かなこちらであれば」とお取り寄せしてみることに。
『大橋さくらんぼ園』が位置するのは北海道のほぼ中心部にある芦別市。なんと日本最大規模のさくらんぼ園だそうです。昼夜の寒暖差が激しい内陸性気候が、糖度が高く、実の詰まった美味しいさくらんぼを生み出します。水にはミネラル分が豊富な海洋深層水を使用し、さくらんぼに音楽を聞かせたり、美味しさへの努力を続けてきた『大橋さくらんぼ園』。そんなさくらんぼ作りが評価され、全国果樹コンクールで最高賞の農林水産大臣賞を受賞しています。
こちらの「さくらんぼ酢」は日系航空会社の国際線ファーストクラスラウンジや機内食で調味料としても使用されていたそう。とにかく評判の高い「さくらんぼ酢」、人気の秘密はどこにあるのでしょう。
まずはシンプルにソーダ割りで頂くことに。“独特の風味に爽やかな味わい”が特徴という説明書きに惹かれ、紫がかったサミットのお酢をチョイスしました。お酢にシュワっと炭酸を入れて出来るグラデーションの鮮やかなこと! 飲んでみると、程よい酸味と甘味がソーダ割りにピッタリ。独特の風味と書かれていましたが、クセは全くなく、ほんのりブルーベリーのような風味があるかな? というのが感想です。このソーダ割り、暑さを忘れさせてくれそうな実に爽やかな味わいでした。
せっかくお取り寄せしたさくらんぼ酢、ソーダ割りで飲み切ってしまいたい気持ちを抑えつつ、ドレッシングに使ってみることに。私のドレッシング作りの絶対原則は、材料に必ず品質の良いものを使うこと。オイル・塩・酢、普段はそこまで気にせずともサラダにかけると不思議とその良しあしが目立つような気がします。
3種のさくらんぼ酢を改めて味見して、酸味がサラダに合いそうな月山錦を使用。フルーティな甘味と酸味が、タコやエビを入れた海鮮サラダを軽やかな味わいにしてくれました。チーズを削っていれましたが、意外にもさくらんぼ酢との相性が抜群。丁寧に作られたさくらんぼ酢だからこそ、ドレッシングに使ってもサラダをバランスよく仕上げてくれます。
かき氷・アイスクリーム・ピクルスの素にとアレンジの幅は無限大の「さくらんぼ酢」。疲労回復効果のあるお酢に対し、さくらんぼは葉酸や鉄分を多く含んでいるそう。忙しい時にさくらんぼ酢があれば、お菓子やジュースの代わりにもなり、身体を優しくリフレッシュできますね。私はリフレッシュどころか、すっかりその美味しさの虜に。優しく口に残る、さくらんぼの風味が人気の秘密なのかもしれません。