夏の味覚のひとつであるそうめん。中でも手延べそうめんは、手作業で作られるため高級品で、機械製麺にはないなめらかな口あたりや歯切れの良いコシが特徴です。そんな手延べそうめんの製法を使い、作り上げられたのが「ロザリオ南蛮パスタ」です。
「ロザリオ南蛮パスタ」が生まれた長崎県島原半島の最南端にある南島原市は、江戸時代よりそうめん作りが行われる、全国有数のそうめん出荷量を誇る町です。この町で創業以来、伝統的な作り方によるそうめんやうどんを販売しているのが『本多製麺有限会社』で、「現代のライフスタイルの中で様々な食べ方ができる麺を作りたい」との想いで、「ロザリオ南蛮パスタ」は誕生しました。
今回オンワード・マルシェで注文したのは「ロザリオ南蛮パスタ・バラエティセット 200g(約2人分)×6種」。スタンダードな「ロザリオ南蛮パスタ」の丸麺、平麺のほかに、桑、パプリカ、紫いも、いかすみをそれぞれ練りこんだパスタの6種のセットです。
6種すべてに共通するのが手延べ製法によって引き出された食感で、口当たりはつるりとなめらかながらも弾力があります。また、デュラム小麦100%の甘味とコクも特徴です。そして桑、パプリカ、紫いも、いかすみは、食べてみるとそれぞれほのかに食材の風味が感じられます。
茹で時間は3~5分と短く、また塩を含んでいるため茹でる時にも塩を入れなくて良い手軽さも魅力。ちょっとしたことですが、毎日のように料理を作っていると、少しでも便利だと嬉しいですよね。
商品の箱を開けてまず驚いたのが、パプリカの鮮やかな色。お弁当のおかずに入れれば、彩りを添えてくれそうだと考え、野菜やハムと一緒にマヨネーズで和えてスパゲティサラダにしてみました。茹でてみると、乾麺の状態より色鮮やかになり、マヨネーズで和えてもオレンジ色はそのまま。他の野菜も加わりカラフルなので、お弁当に加えても、食卓に並べても華やかにしてくれそうです。味は、パスタの豊かな野菜の風味にマヨネーズの酸味がぴったり。コシがあるので、冷やしてもモチモチのままの食感でいただけます。
パプリカだけでなく桑や紫いもなども綺麗な色で、いずれも着色料やつなぎに添加物は使っていないため、安心して食べられます。
商品には、オススメのレシピが同封されていました。今度はレシピを参考に、いかすみを明太子パスタにします。茹でたパスタに明太子ソースをさっと混ぜ合わせ、刻んだ大葉をトッピング。真っ黒なパスタに、明太子の赤と大葉の緑がよく映えています。食べてみると、明太子の磯の香りにいかすみのコクがプラスされ、風味が抜群。そして大葉が後味を爽やかにしています。
そうめんの伝統的な製法によって生まれた「ロザリオ南蛮パスタ」。唯一無二のもちもち食感とコクを味わうと、一般的なパスタでは物足りなくなってしまうかも。ぜひ一度ご賞味ください!