夫婦揃って甘党ながら、お酒も大好きな我が家では、美味しいものを食べては「太る、太る」が口癖です。夫は目を離せば甘いものならなんでも買ってきてしまうのですが、せめて身体に優しいスイーツを食べたい私。最近流行りの食べても罪悪感のない“ギルトフリー”なスイーツにハマっています。
砂糖不使用であったり、自然素材にこだわっていたり、ギルトフリーなスイーツも様々ですが、共通して感じるのは甘味がやわらかで味わいが上品なところ。私にとってヘルシーなスイーツは、その味わいも嬉しいポイントです。
今回、お取り寄せした『ラトリエドゥシュクル』の「三種のパウンドケーキ」は蜂蜜に含まれる天然糖質を使用した“スローカロリースイーツ”。この天然糖質にはゆっくりと消化吸収される特徴があり、急激な血糖値の上昇を防ぎ、肥満に繋がりにくい効果があるそう。
オレンジの箱を開けると、パウンドケーキが3本隙間なくしっかりと詰まっていました。想像よりもサイズが大きめだったのは嬉しい誤算です。
撮影のために「三種のパウンドケーキ」を並べてみて、思わずうっとり! 個人的にスイーツに見た目や“インスタ映え”はほとんど求めていないのですが、この芸術的な美しさには心躍りました。プレゼントやパーティーの差し入れに持って行けば、自分の株をあげてくれそうです。
センス溢れるこの美しいパウンドケーキを手がける『ラトリエドゥシュクル』のシェフパティシエ・白岩操雄さんは、過去に高級和食割烹でデザートを担当していたそう。その経験を活かし、和の素材を使用した独自のスイーツ作りをしています。
たとえば、3種類あるパウンドケーキのひとつ「ケークフリュイ」にはたまり醤油を使用しており、ほんのりと甘味のある醤油がケーキに深みを与えています。また、生地に練り込まれているドライフルーツは、いちじく・マンゴー・レーズンなど11種類に及び、口に運ぶとさまざまなドライフルーツの味わいが上品な甘味となって広がります。
パウンドケーキをそれぞれカットし、お気に入りのアールグレイティーと合わせてみました。小さくカットしても可愛らしい見た目が、ひとりぼっちのアフターヌーンティーを盛り上げてくれます。「ケークオランジェ」も「ケークショコラ」も期待通りの上品な甘さでついつい食べ過ぎてしまいそうでしたが、それではギルトフリーの意味がないのでここは我慢しました!
メディアへの出演も多く、パティシエとして数々の受賞歴を持つ白岩さんが店を構えるのは東京都江戸川区小岩。店舗内にはフリースペースを設け、お年寄りから家族連れまで集まる地元の人の憩いの場となっているそう。身体に優しいスイーツ作りをする白岩さんらしいお店なのですね。
見映え良し、味良し、身体に良しと三拍子揃った優等生な「三種のパウンドケーキ」。見映えだけでなく、甘味が上品なのでホームパーティーでお腹がいっぱいになったゲストにも喜んでもらえそうです。こういう品はどこに持って行くにも重宝するので、お気に入りリストにしっかり入れておこうと思います。