今回お取り寄せしたのは、宮城県白石市に400年も前から伝わる『白石温麺』の「手延白石温麺18束入」です。
高級感のある化粧箱入りで、お中元、プレゼント等の贈答用にもオススメ。
箱を空けると短い麺が個包装になっており、少しずつ消費できるので約2年という賞味期間も嬉しいポイントです。
そんな宮城の名産「手延白石温麺」ですが、実は素敵な名前の由来があるのです。
それは今から400年前のこと。白石の城下町に胃腸が弱く病弱な父親を持つ、浅右衛門という青年が住んでいました。心優しい浅右衛門は父親のために、消化に良くて元気になれる食べ物は無いか? と毎日必死で探していたそうです。
そんなとき、たまたま旅の僧から油を使わない麺の作り方を聞いて、父親のために温麺を作り食べさせてみたところ、みるみる胃腸は回復し元気になったそうです。
浅右衛門が作った麺は評判を呼び、白石の武将片倉小十郎にも献上されました。
そこで誕生秘話を聞いた仙台藩片倉氏の初代である片倉景綱(通称、片倉小十郎)が人を思いやる温かい麺だと感動し、「温麺(うーめん)」と名付けたそうです。
この「手延白石温麺」は15の工程を2日間かけて製造します。小麦の原料にもこだわり、水分、塩分、熟成方法などにも毎日気を配り、昔ながらの手延べで1本1本丁寧に加工されます。
自然乾燥をして作られるからこそ、弾力のあるこしや光沢が生まれるのです。
早速茹でてみると、見た目には分かりにくかったのですが、そうめんより太く平たい麺でした。長い時間冷水にさらしても伸びにくいので、ビックリしました!
口に含むとしっかりとした弾力があるのに柔らかく、さすが油を使ってないだけあり、さっぱりとしていて、いくらでも食べられそうでした。
夏は冷麺に、冬は味噌汁や、お吸い物でいただく温麺として冷温両方美味しくいただけますね。
手のひらに収まるほど長さ約9cmと短い麺なので、お子様やご高齢の方ものどに詰まりにくく、つるんと食べやすいのでオススメです。
今回はせっかくなので、ちょっと変わった食べ方がしたい! と思い「手延白石温麺」をパスタ代わりにし、ミートソースをかけて、最後に粉チーズをかけていただいてみました。
柔らかく、もちもちしたコシを感じる麺がパスタより軽く、お腹に優しく感じられました。
ミートソースに意外と合うことが分かり、これはアレンジとしてアリです!
「手延白石温麺」は18束入っているので、ぜひお好みの食べ方をいろいろアレンジして見つけてくださいね。