お酒を飲んだ後や夜遅くに小腹が空いたときなど、無性にお茶漬けが食べたくなります。そんな時、お店ならすぐに美味しいお茶漬けをいただけますが、家だとそうはいきません。結局、行き着く先は“お茶漬けの素”ではないでしょうか? あれはあれで美味しいのですが、やはり料理店で食べるものとは違います。きっと、梅干しや鮭など、具材の有り無しが美味しさを左右しているのでしょう。
あの“お茶漬けの素”のように手軽に、そしてお店でいただけるような、具材がしっかり使われた美味しいお茶漬けを味わえる商品はないものか…。
我儘な欲望を満たすためにオンワード・マルシェで検索してみると、なんと夢のような商品を見つけました。それが今回紹介する『お茶づけとふぐの店 徳信』の「鯵・鯛茶漬け三昧セット」です。
『お茶づけとふぐの店 徳信』があるのは、水産業が盛んな長崎県。お取り寄せした逸品は、鮮度にこだわり地元で水揚げされた真鯵と養殖された真鯛をふんだんに使った生タイプの茶漬けです。
品物は冷凍状態で届きました。箱を開けると現れたのは5種類のお茶漬け。鯵茶漬けで味わえるのは、塩味と梅味、そしてゆず風味の3種類。鯛茶漬けでは、みそ味と梅味の2種類を楽しむことができます。
早速、鯛茶漬けみそ味をいただいてみました。作り方はとっても簡単。冷凍状態の商品を解凍してからご飯にのせます。ゴロゴロ出てくる嬉しい真鯵の切り身に熱湯を注げば完成です。
見た目から薄味なのかなと思ったのですが、食べてみるとしっかりした塩味が口中に広がりました。芳醇な味噌の風味と、砂糖の甘味も感じられます。そして肝心の真鯛です。歯ごたえのある食感に、つい笑みが溢れてしまいました。鯛本来の甘味と、染み込んだ味噌味が噛む度に味わえるのですから、これは美味い!
こちらの逸品は5種類の味をなんと3回も楽しむことができる、まさに“茶漬け三昧”の内容になっています。その全てをお茶漬けだけで楽しむのはもったいない。ということで、同封されていたレシピ集にヒントを得て、炊き込みご飯とパスタも作ってみました。
まずは炊き込みご飯。1合のお米と水を炊飯器に入れて、細切りにした人参、適当な大きさに切ったしめじ、そして鯵茶漬けゆず風味を1袋加えます。かき混ぜてから炊飯ボタンを押せば、後は炊き上がるのを待つだけです。約1時間後、炊き立てをいただくと、人参としめじの優しい甘味、そしてゆずの爽やかな風味が口いっぱいに広がりました。なんて上品な味わいなのでしょう。鯵には臭みがまったく無く、凝縮された旨味だけを楽しむことができました。
次に作ったのは鯵茶漬け塩味を使ったペペロンチーノです。これは、普通のペペロンチーノに50ccの水で薄めた鯵茶漬け塩味を合えるだけ。主張の強いにんにくの風味と唐辛子の辛さがマイルドになり、優しい和風テイストに変わりました。
お茶漬けだけにとどまらず、いくつもの料理に活用できる「鯵・鯛茶漬け三昧セット」。これは嬉しい逸品に出会うことができました。味もさることながら、なんといっても簡単に調理できる手軽さが一番のオススメポイントですよね。是非ご自宅で美味しいお茶漬けを味わってください!