5月5日は毎年楽しみにしている端午の節句。国民の祝日というだけでなく、私にとっては好物の笹ちまきを目一杯いただく日でもあります。ただ残念なことに実家を出てからというもの、心の底から満足できる笹ちまきに巡り会えていないのです。実家の手作り笹ちまきを超える一品は世にないものでしょうか!?
そんなことを考えているときにオンワード・マルシェで福岡発のちまき専門店『竹千寿』を発見。多種多彩な笹ちまきの写真にときめき、まだ端午の節句ではないのですが一足先にお取り寄せすることにしました。
箱を開けるとずらりと並ぶ「笹ちまき5種詰め合わせ(15ヶ入)」。小分けの袋が可愛くてテンションが上がり、勢いにのって全種類を食べ比べてみようと、お一人さま笹ちまきパーティがはじまりました。調理は電子レンジで1分半加熱するだけでOK。このお手軽さ、素晴らしいですね! 温めれば、鼻腔をくすぐる笹の香りがふわり。この商品、実は笹の葉まで国産にこだわっているのだそうです。これには、味への期待も高まります。
まずは「海老」から頬張れば、口いっぱいに広がる旨味と香り。原材料をみると九州産干し海老だけでなく、海老出汁や海老香味油まで使っているようです。笹と海老、山と海の力強い香りが融合することで生まれる感動の味わいです。
九州産もち米はしっかりと粒感がありながら、噛めば噛むほどモチモチに。そう、この心地よい変化こそが私が求めていた笹ちまきの醍醐味! 実家の手作り笹ちまきも良いですが、やっぱり専門で作っているプロには敵わないですよね。価値観がひっくり返りました。
対馬で獲れた天然ものを使用している「穴子」もたまりません! 穴子の旨味だけでなく自家製甘ダレの絶妙な味がもち米に浸透しているのが、笹の風味とベストマッチ。九州産豚肉と九州産筍の食感がクセになる「中華」、博多ブランドの華味鳥(はなみどり)を使用した滋味深い味わいの「鶏ごぼう」、そしてシンプルだけに九州産もち米そのものの魅力、国産小豆の優しい甘さがはっきりと感じられた「赤飯」、5種類すべてをあっという間に完食です。
端午の節句だけでなく、毎日この笹ちまきを主食にしたいと思うほど、私の“ちまき欲”を満たしてくれた逸品。5種それぞれ個性豊かな具材のおかげで、笹の香りやもち米の食感が引き立っていました。製造元の『竹千寿』には、「鰻の笹ちまき 12個入」や「豚角煮の笹ちまき 12個入」など、まだまだ気になる笹ちまきがにあるので、端午の節句までに色々とお取り寄せして楽しみたいと思います。