氷温熟成で旨味たっぷり「【モリーズ】イタリア産ドルチェポルコ豚パンチェッタベーコンセット」

「美味しいベーコンにかじりつきたい！」とふつふつ湧いてきた欲望にかられ、思い出したのはオンワード・マルシェ アワード2018の記事。『MOLLY'S SMOKED』という手作りベーコンのお店が、北海道産豚肉を使用した生ベーコンセットで審査員からの称賛を集めていたんですよね。

そこで調べてみたところ「ラベンダーポーク」といった北海道産豚肉のベーコンを発見。本場パルマの伝統的な生ハムづくりに使用される、肥育期間の長い上質なお肉なのだそう。

北海道産かイタリア産か、悩みに悩み抜いた結果、今回は「北海道産生ベーコンセット」をお取り寄せしました！

緩衝材に使用されているのは北海道産の木を削り再利用したもの。黒いケースと相まってベーコンの高級感を引き立てます。お世話になった相手に贈るなど「ここぞ」という場面の特別なプレゼントにもぴったりではないでしょうか。

ブロックタイプのもの、薄くスライスされたもの、2パックのベーコンがあったので、まずはスライスタイプを開封。そのまま切れ端を味見してみると……今まで食べたベーコンの概念をくつがえすほど、まろやかな旨味にビックリ！

これは、ただでさえ旨味が強い豚肉を、半月ほど約－2℃の低温で熟成させたからこその味わい。お肉の状態でも細胞内の酵素は働いていて、凍結から身を守るためにデンプンやタンパク質を分解し、アミノ酸などに変え、それが深みのある旨味になるんだそうです。

そのままでも十分に美味しいのですが、軽く熱を入れることで肉はより柔らかくなり香りも立ちます。いろいろと試した結果、私の場合はフライパンを熱してから弱火にし、片面10秒、合計20秒ほど炙るのがベストでした。あまり熱すると上質な脂が気化して身が縮んでしまい、非常にもったいないのです。

商品の紹介ページには「※焼き過ぎると塩気が強くなります」という注釈がありますが、そもそも普通のベーコンよりも塩気は強くありません。フランスのブルターニュ地方で作られたゲランド塩を使用しているだけあり、旨味だけでなく塩気も上質で丸みがあるんですよ。

最初は贅沢にかじりつく予定でお取り寄せしましたが、あまりに高貴な味わいに少しずつ、じっくりと味わう方針に変えました。

ベーコンとお酒を心ゆくまで楽しんだ後、シメに北海道のソウルフード「芋餅」を作ることに。まずは北海道産じゃが芋をレンジで5分ほどチン。北海道産バターを加えてマッシュし、塩コショウで下味をつけ、粗熱を取ってから北海道産の片栗粉を混ぜ合わせます。刻んだベーコンを少々加え、きつね色になるまで焼けば「芋餅」の完成です！

焼き目はカリッと中はモチモチしたマッシュポテトに『MOLLY'S SMOKED』のベーコンらしい上品な旨味と香りが浸透しています。最初は少し多めにベーコンを混ぜましたが、中心部に小さくひと切れ入れるだけでも風味が閉じ込められ、高級感のある仕上がりになりました。

商品をよくよく調べてみると、北海道産豚肉とドルチェポルコ豚、両方の味が楽しめる「【モリーズ】北海道＆イタリア産ドルチェポルコ豚パンチェッタベーコンセット」という商品も発見。次回はこちらを注文して、ぜひ食べ比べをしてみたいと思います！