宮崎県都農町は、宮崎でも有数のサーフスポットとしてサーファーに人気の町。温暖な気候と波を求めて移住してくる人もいるほど美しい海に恵まれている。山側に目を向けると「日本の滝百選」に選ばれた矢研の滝をはじめ、30余りの滝を有する自然豊かな土地が広がり、その一角に『ごくとま』のトマトハウスがある。
トマトを栽培しているのは宮﨑和弘さん。以前はスーツを着るビジネスマンとして働いていたのだが、あるとき農業の魅力に触れたことがきっかけで農家に転身。2011年にトマトハウスを立ち上げた。
約1000坪の土地で育てているのは、中玉トマトやミニトマトなど8種類ほど。与える水をギリギリまでしぼり、野菜の生命力を呼びおこす農法で育てたトマトは、力強い果肉と甘みに満ちている。生で食べるのはもちろんのこと、ジュースにすれば飛び切り贅沢な味わいだ。
また、彩り豊かなトマトを育てているのも特徴だ。たとえば、「ごくとまグリーントマト」は皮が硬くぷちっと弾ける食感が楽しい品種であったり、「ブルートマト・インディゴローズ」は世界で唯一アントシアニンとリコピンが同時にとれるスーパーフードとして、豪華寝台列車「ななつ星in九州」の朝食にも選ばれるほどの人気。それぞれ違う食感と甘さを体験することで、トマトの新しい魅力に気づかせてくれる。
宮﨑さんのイチオシは、「トマトのジュエリーボックス」と名付けた詰め合わせギフト。ハウスで育てているトマトのうち、その日おすすめの5種類以上のトマトを詰めたもので、味もビジュアルも抜群! 親しい方にはもちろんのこと、自分へのギフトにもぴったりだ。
生食用のハウスで育てたトマトをそのまま煮詰めて作ったジュースは、豊潤な甘さがギュッと詰まった逸品。飲みきりサイズとより糖度の高いセレブジュースは、使い勝手によって選びたい。