毎日のお料理に欠かせないお肉。日々使う食材は、どうしても安価なものを選びがちですが、たまには少し贅沢して、いいお肉を食べたくなることってありますよね。いいお肉と一言で言っても、脂身の多い霜降りのお肉は、少し重たく敬遠しがち。個人的にも、年を重ねるごとに赤身で旨味がしっかりあるお肉を選ぶようになりました。
今回、ご紹介するのは『肉のふがね』の「岩手短角和牛吟醸粕漬け」。短角和牛は和牛全体の1%にも満たない、とても希少な肉種だそう。自然なサシが入り、赤身の旨味がダイレクトに味わえる岩手短角和牛を贅沢にも酒粕に漬け込んだこの商品。どんな味わいなのか気になり、早速オンワード・マルシェでお取り寄せしてみました。
『肉のふがね』は岩手県岩手郡岩手町にて半世紀以上続く、老舗の精肉店。貴重な岩手短角和牛の専門店として、信頼できる飼育農家と共にこの和牛の普及に努めている会社です。岩手短角和牛の最大の特徴は、やはり旨味の詰まった赤身肉であるということ。旨味の源とも言われるアミノ酸を豊富に含んでいて、脂の割合が少ないので、ヘルシーかつ上質な和牛を味わうことができます。
さらに、こちらの商品は旨味を引き立てるために酒粕に漬け込んでいます。使用している酒粕は岩手県の老舗酒蔵『わしの尾』の純米大吟醸「雋(せん)」の最高級品の酒粕。きめ細かく華やかな香りが特徴だそう。また漬床には、岩手県の『麹屋もとみや』の米麹ともちきび麹を使用しています。
岩手自慢の最高級品をかけ合わせた贅沢な逸品。まずはその味わいをダイレクトに感じるため、シンプルに調理し、日本酒と一緒にいただいてみました。
冷凍で届いた「岩手短角和牛吟醸粕漬け3枚セット」。2つは冷凍で保存し、1パックを常温解凍します。お肉が見えないくらいにしっかり漬け込まれていて、パックを開けると酒粕の甘い香りが広がります。フライパンに肉を取り出し、中火で7~8分、軽く焦げ目がつくぐらいに焼き上げます。火を通すことで酒粕の香りも香ばしくなり、一層食欲をかき立てます。特に自分で味付けをする必要はないので、調理も簡単です。
まずひと口頬張ると、酒粕の香りが広がると同時に、肉のジューシーさが感じられました。脂身が少ないといって侮ってはいけませんね。柔らかいお肉は噛むほどに旨味がじゅわっと染み出して、肉本来の香りもしっかり感じることができました。とても贅沢なおつまみになり、日頃の疲れも吹き飛ばしてくれました。
肉のお供といえば、お酒だけでなくご飯も外せないところ。今回は、ガーリックソテーしたほうれん草ともやしのナムルを添え、温泉たまごをトッピング。ビビンバ風にアレンジしてみました。昼食に作ってみたのですが、しっかりパワーチャージできました。食べ応えもあり、サクッと作れてしまうので、沢山ストックしておきたくなりますが、また次の自分のご褒美にとっておくことにします。