誠実に漬け込まれた明太子がたっぷり「無着色辛子めんたい（自家需要）550g」

プチプチ弾ける魚卵の食感をしっかりと楽しむことができ、その一粒一粒から自然な旨味が口中に広がりました。なんと言っても辛味が絶妙。舌がピリッと刺激されることで、食欲もどんどん促進されるのですが、後を引くことはなく、辛さはスッと消えていきます。あくまで主役は昆布の旨味が浸透した明太子。名脇役の辛味があるからこそ、主役の存在感が増しているのですね。

そんな今回の商品は『昆布漬辛子めんたい かば田』の「無着色辛子めんたい（自家需要）550g」。大正10年から続く漬物店の漬け込み技法をもとにした「昆布漬辛子めんたい」が有名なこちらの専門店でも、特に人気が高い商品です。

ちなみに、届いたパッケージは白い箱。蓋を開けると、透明なパックに明太子がぎっちり詰まっていました。想定外の量で、これは嬉しい。漬け込み汁が入った袋から商品を取り出すと、艶があり美しい色合い。しかし、商品名にもあるように、この明太子は無着色。優しい色味は、明太子本来のものなのです。この色は質の高い魚卵を使っている証拠でしょう。

こちらの専門店で使われている明太子はすべて自社で買い付けを行っています。その為には、遠い北の海まで赴くと言うから驚きです。自分の目で確かめ品質の良い素材だけを使うという徹底したこだわりが、商品の色から垣間見れますね。

そういえば、蓋に書かれている「味にてん、心にまる。」という言葉も気になりました。これはどういう意味でしょう？　「かば田」さんのHPにスローガンとして紹介されていました。とても趣のある標語なので、お時間がある時に是非ご確認下さい。誠実な思いで丁寧に商品を作る姿勢を感じることができるはずです。そして、その意識が商品の味にも素材の質にも表れているのが、今回の商品なのです。

お猪口を傾けていたら、アレンジ料理が思い浮かびました。韓国のりにチーズと明太子をのせた一品です。混ざり合うチーズのコクと明太子の味。ねっとり、柔らか、粒々など、多彩な食感が見事なハーモニーを奏でます。そこに重なる海苔の風味とごま油の香り。クラッカーを追加してもいいし、野菜をのせるのもありでしょう。マヨネーズもいいですね。アレンジがいくらでも浮かんできます。

晩酌の翌日の朝。やはり王道の食べ方は外せません。ご飯と一緒に明太子をいただけば、これまた幸せ。朝からご飯をおかわりしてしまいました。

おつまみにも、おかずにも最適な明太子。さらにオリーブオイルと和えてオリジナルのソースにするのもいいでしょう。たっぷりの量が届くので、とことんアレンジ料理を楽しむのもいいですね。