パンラボ池田浩明さんがおすすめ！3ヶ月頒布会パンセット （毎月お届け：3回コース）

パンラボ池田浩明さんがおすすめ！3ヶ月頒布会パンセット

パンラボ池田浩明さんについて

池田浩明さんはパン専門ライターでパンラボを主宰するブレッドギーク（パンオタク）です。新聞社のWebサイトや雑誌などでパンの記事を執筆したり、YoutubeやInstagramでも活躍中。またNPO法人新麦コレクション理事長の肩書も持っています。池田浩明さんは十数年前にブリオッシュを食べた瞬間、突如襲われた｢プルースト現象｣によって覚醒しパン専門ライターに。｢国産小麦のおいしさとはなにか?｣など、パンのおいしさを表現する｢パンの言葉｣を作ることをライフワークとしています。2009年から｢パンラボ blog｣を開始。以後、年間250軒以上のパン屋さんを訪問、数万個のパンを食べています。その池田浩明さんがおすすめするパンを3ヶ月の頒布会形式で全国のパン屋さんの作った焼きたてのパンをパンフォーユー独自の冷凍技術で冷凍して皆様のご自宅へお届けします。

冷凍パンの魅力

「パンがいちばんおいしい焼き立ての瞬間をそのままキープできるのがいいところです。自分の食べたいタイミングで解凍できるので、時間に拘束されることもありません。冷凍庫にストックがあると、買い物に行く時間がないとき、急にお腹が減ったときに重宝します。おいしいパン屋さんでわざわざ買ってきても、実際に食べるのは翌朝やそれ以降だったりしませんか？それだったら、かえって冷凍パンのほうが、フレッシュな状態で食べられます。「所変われば品変わる」はパンにも当てはまります。日本全国ひとつとして同じパンはなく、行く先々でさまざまなパンがあります。そうしたパンと出会う一期一会は、以前は自分の足で訪ねてみるしかありませんでしたが、いまは冷凍パンの存在によっておうちにいながらにして楽しむことができます。僕がライフワークとしている、パンの日本旅行をぜひ手軽に体験してください。

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  2023年12月お届け
  サンクパン（京都）

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  2024年1月お届け
  パン工房 クーロンヌ（茨城）

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  2024年2月お届け
  ブーランジェリー レコルト（神戸）

街のパン屋さんの魅力

僕は街のパン屋さんに行くのが大好きです。全国津々浦々訪ねていきます。なにが僕を駆り立てるのか？パン屋さんは実に個性的で一軒として同じ店はありません。僕は今までのべ1000軒以上のパン屋さんを紹介してきましたが、同じことを書いたことは幸いながら一度もないのです。では、その個性を作り上げているものはなんなのでしょうか？ずばり、人だと思います。パンを食べると、作り手の個性が自然と脳裏に浮かんでくるのです。やさしいパン、とぎすまされたパン、おおらかなパン、論理的なパン、アートのようなパン…。そんな個性と一期一会の出会いができるのが街のパン屋さんのよさではないでしょうか。パンは発酵食品なので、同じレシピでも作り手の感性によってさまざまに変わってきますし、また１個１個手で形作られるため、力の入れ方や技量によって微妙な変化がつきまとうのです。パン屋さんはたいへんなお仕事をされていると思いますが、食べる人にとってはそれこそがパンの楽しさになります。食感に、素材の風味に、発酵の香りに、形に、楽しいパンの個性をぜひ感じてみてください。

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  パン

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  パンの香りを味わう池田さん

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  焼きたてのパン

パン屋さんのそれぞれの魅力

サンクパン（京都）

箱を開ければ、まるで本格ブーランジュリーにやってきたような感覚。そんなかっこいいパン満載なのがサンクパンです。徹底したこだわりと、豊かなイメージ、それを再現する技がずば抜けています。入魂のバゲット。低温熟成によって引き出された甘さはもちろん。華やかな香ばしさや、鼻腔に食い込んでくる穀物感、フェロモンのようなルヴァンの香りが立体的に広がるのです。バゲットで鍵を握るのは粉選び。熊本に北海道に北米産…と5種類もの小麦粉に、隠し味として、きなこやコーン、ライ麦。それぞれの風味を絵具にして小麦畑を描いたようなパンでした。ストイックな宮本正幸シェフは試行錯誤を重ね、”タイミング”を掴んできているといいます。「発酵、成形、焼くタイミング。徐々に改善されて、いまは少しずつ良い状態に近づいている」シンプルなパンの他に、夢のあるアイテムも。ハートの形の「パン・クール」。溶けたホワイトチョコとクランベリーがじゅわっとあふれ、甘さ・酸味が絶妙のミックスジュースが喉を流れ降ります。

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  店内

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  パンを作る様子

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  サンクパンのパン

パン工房クーロンヌ（茨城）

茨城県南で展開する、1日100種ものパンが並ぶパンのテーマパークみたいなお店。口当たりが軽くて、めちゃくちゃ食べやすいパンばかり。作り手のエゴではなく、どこまでも食べる人目線で作られています。たとえばロングソーセージフランス。パンばりっ、ソーセージむぎゅっ、肉汁、小麦汁があふれでる。製粉会社と共同開発したクーロンヌオリジナル粉の甘さ、マスタードの酸味が子供でも食べられるようなやさしさでありながら、バランスが絶妙、高い完成度にあります。中でも僕の萌えポイントは、このパンやミルクフランスにも使われるフランスパンの食べやすさ。通常使われる「フランスパン専用粉」ではなく、それよりもタンパク量が多いオリジナルの小麦粉を使用。だから、ふわふわで皮も薄く、ばりっと一気にちぎれて、ノーストレスなのです。”普通においしい”から、朝食やおやつや小腹が減ったとき、手軽に冷凍庫から取り出して食べられる。ユーザーフレンドリーな一軒といえるでしょう。

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  お店の外観

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  パンを作る様子

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  店内

レコルト（神戸）

元臨床検査技師で、現分子栄養学認定カウンセラー。徹底した研究者気質の松尾裕生シェフのお店です。”科学”をコンセプトに掲げ、理論に基づいてパンを焼きます。たとえばクロワッサン。おいしさの秘密は黒々とした色味にあります。焼き込むことで、メイラード反応（熱によって糖分とアミノ酸が反応、香ばしい香りが生まれる）を狙い、香ばしさを最大化しているのです。このクロワッサンは消えます。ぱりっぱりにして、くしゃっ。まるで紙風船のように潰れるはかなさの快感に打ち震えてしまいます。表面にかけた甜菜糖のシロップも生地に織り込まれたフランス産イズニー社の発酵バターもコーヒーの一口を誘って仕方ありません。衝撃の新食感が「栗チョコマスカルポーネ」。あまりのやわらかさで、パンではなくスイートポテトかと思ったほど。ビターチョコと栗のまったり甘さがマスカルポーネのミルキーさに包まれつつとろけあい、まるで刺激と癒しが高速で巡り巡る回転木馬のようでした。

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  お店の外観

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  パンを作る様子

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  店内