白餡×チーズの新感覚和菓子「【Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA】ほのほの 15個入」

最近、肌寒い日が続いていますね。休日は外出を控えてお家でゆっくり、温かいお茶を飲みつつほっこりしたいものです。そんな時にオススメなスイーツを『オンワード・マルシェ』で見つけました！

こちらの「【Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA】ほのほの 15個入」は、和菓子を作り続けて210年の老舗『亀屋良長』が販売する斬新な商品です。

なんと開発者である藤田怜美さん、元々はフランスのミシュラン2ツ星レストラン『Le Relais LoisXIII』のシェフパティシエ。第一線で活躍していたのですが、ある時、彼女はパリで開催された研修会で和菓子の繊細な作りに感銘を受け、日本に帰国したそう。そして京都の『亀屋良長』にて伝統的な和菓子の技術を一から習得。『亀屋良長』の新ブランド『Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA』を立ち上げ、現在は洋菓子のエッセンスを加えた斬新なスイーツを生み出し続けています。

こちらの「ほのほの」というお菓子の原型は「桃山」。白餡、卵黄、砂糖、葛粉などを混ぜ、型に流し込み焼き上げる、ほっこりした味わいが特徴の伝統的な和菓子です。そんな「桃山」の作り方を受け継ぎつつ、中に詰まっている白餡にクリームチーズ、レモンを混ぜた特製餡を使用したのが「ほのほの」。藤田さんは、オーブンで焼いてしまうと溶け出してしまうチーズ餡の製作に苦戦したそうで、試作を何度も重ねて完成に至ったんだとか。

まずは「ほのほの」のプレーンをひとくち。生地はしっとり、クリームチーズの濃厚な甘さが口の中に広がりました。レモンの酸味もしっかり効いていて後味は爽やか。ベイクドチーズケーキのような味わいと、白餡のなめらかな「桃山」の良いところが同居した新感覚の味わいになっています。

プレーン以外にもキャラメルナッツ味があるのでそちらもいただきます。キャラメルのビターな味わいと生クリームをたっぷり使った白餡の優しい甘みが好相性。餡の中にはクルミが入っていて、カリッとした食感がまた絶妙なアクセントに。一般的に和菓子では使用しないキャラメルを、上手に取り入れているのが斬新でした。

レモンやチーズ、キャラメルなど洋のエッセンスを感じさせながら、日本人の心を掴む和のテイスト。和菓子でもあり洋菓子でもあり、双方の良さを堪能できるので、幅広い世代に響く味わいだと思います。和菓子職人であり、パティシエでもある藤田怜美さんの作品、すっかりファンになりました！