眞鍋さん
ユーザーの声というのも良いですね。きっと今日の賞は味だけではなく、便利さとか珍しさとか、さまざまな声が反映された結果。このアワードから今の流行が見えてきそうです。
小山さん
たしかにお取り寄せグルメにもトレンドはありますよね。殿堂入りの3アイテムのような不動のアイテムもありながら、毎年驚くようなアイテムが新たに出てきて私も驚かされますから。
大西さん
それでいうと最近のトレンドでいうとどんな傾向が見られますか?
小山さん
かつては簡単、手軽というキーワードが重視されていましたが、最近は届いてから少し調理が必要なものが見られますね。少し手間がかかっても、本格的な味が求められているのでしょうか。
眞鍋さん
手軽なおやつやおつまみも良いですが、来客時のおもてなし料理やお弁当といった場面でもお取り寄せを使う機会は増えていますね。
大西さん
今年のアイテムのなかで、とくに気になったものはありますか?
眞鍋さん
私はグラスフェッドバター。家族で食べる朝食はいつも和食ですが、自分だけのときはお気に入りのパンをトーストにして食べるんです。そんなときにこのバターがあれば贅沢な気分に浸れそう。
小山さん
サラッとしていて、ものすごくピュアな味がしましたね。
眞鍋さん
特別なときに食べる料理ではなく、日常のものをグレードアップすることが、本当の贅沢だと思います。
大西さん
小山さんはどうですか?
小山さん
エビカツのチーズ味ですね。言葉にするとカジュアルな印象ですが、これはエビがしっかりと存在を主張する高級感ある味でした。ワインにも合いそうですし、来客にも振る舞えます。
眞鍋さん
これなら自分で作ったものでなくても自信満々で出せますよね。これに限らず上質なお取り寄せグルメは、いまやおもてなし料理。手を抜くという罪悪感から開放されます。
小山さん
あとは商品ではありませんが、盛り付けの美しさが印象的でした。やはり料理はきれいに盛り付けるとぐっと魅力がアップしますね。
眞鍋さん
私は料理の盛り付けのセンスが絶望的なので参考になりました。サイトでも盛り付けや器なんかも含めて紹介してほしい! この料理にはこの色の器が良いですよ、とか。
小山さん
お皿も含めてサイトで売れば良いんじゃない?
眞鍋さん
そうですよね。器も含めてテーブル全部をコーディネートしてほしいですね。組み合わせ販売です。
大西さん
それは良さそうですね。
大西さん
クオリティの面以外で、お取り寄せグルメに期待することはありますか?
小山さん
ECは飽和状態ですから、単純なアイテムではなく、プラスαの価値が必要になると思います。たとえば先ほど話に出た組み合わせ販売。今日のアイテムでいえば、富士屋ホテルのパンに、加藤牛肉店のソーセージを挟んだら極上のホットドッグができそう。そうやってコレとコレを組み合わせよう、というのをサイトの側から提案しても良いですね。
眞鍋さん
無添加セットとか、子供向けセットとか、いろいろ考えられそうですね。
小山さん
「オンワード・マルシェ」はいわば食のセレクトショップですから、そういうセットや組み合わせを提案していくのも面白いかもしれません。
眞鍋さん
あとは期待でいえば、私は家で完成させるタイプのアイテムが増えてほしいかな。ケーキでも土台とクリームに分かれていて、子供と一緒に完成させられるような。それでクオリティも高いものがあれば、ぜひ取り寄せてみたい。
小山さん
そういう新たな食の習慣を作るくらいの気持ちがあっても良いですね。他にはたとえば誕生日にケーキや花ではなくて、おせちのようなバースデープレートを贈るという習慣を提案する。そうすれば、誕生パーティだって賑やかになるはず。
眞鍋さん
贈り物の選択肢に“食”が加わるだけで、プレゼント選びがずっと楽しくなりそうですね。
大西さん
ECサイトから食の新たな楽しみを発信していく。それがこれから求められることかもしれません。
シフォンスリーブサテン ワンピース
¥36,300(税込)詳 細
放送作家小山薫堂
大学在学中から放送作家として活躍。テレビ番組では『料理の鉄人』といったヒット作を企画した。また、脚本家としても第81回アカデミー賞外国語映画賞などを受賞した『おくりびと』という代表作があり、「新しい価値をつくる。」がコンセプトの『オレンジ・アンド・パートナーズ』で企画やプロデュースに関わるほか、放送作家を中心とするクリエイターズオフィス『N35』でも精力的に活動。食関連では京都『下鴨茶寮』で代表取締役社長として経営にも携わる。
放送作家小山薫堂
大学在学中から放送作家として活躍。テレビ番組では『料理の鉄人』といったヒット作を企画した。また、脚本家としても第81回アカデミー賞外国語映画賞などを受賞した『おくりびと』という代表作があり、「新しい価値をつくる。」がコンセプトの『オレンジ・アンド・パートナーズ』で企画やプロデュースに関わるほか、放送作家を中心とするクリエイターズオフィス『N35』でも精力的に活動。食関連では京都『下鴨茶寮』で代表取締役社長として経営にも携わる。
タレント眞鍋かをり
愛媛県出身。横浜国立大学在学中にスカウトされ芸能界デビュー。ドラマ、バラエティなどで幅広く活躍。さらに自身のブログ「眞鍋かをりのココだけの話」が人気を集め、同内容を取りまとめた書籍はブログ本としては異例の20万部突破。元祖ブログの女王の称号を確立する。チーズ好きが高じてC.P.Aチーズプロフェッショナルの資格を取得するなど、食の分野にも精通。現在は一児の母として主婦業の傍ら、グルメ系の雑誌連載など活躍の場を広げている。
タレント眞鍋かをり
愛媛県出身。横浜国立大学在学中にスカウトされ芸能界デビュー。ドラマ、バラエティなどで幅広く活躍。さらに自身のブログ「眞鍋かをりのココだけの話」が人気を集め、同内容を取りまとめた書籍はブログ本としては異例の20万部突破。元祖ブログの女王の称号を確立する。チーズ好きが高じてC.P.Aチーズプロフェッショナルの資格を取得するなど、食の分野にも精通。現在は一児の母として主婦業の傍ら、グルメ系の雑誌連載など活躍の場を広げている。
大西さん
今回からユーザー、レポーターの声で決まった13の受賞アイテムにご意見をいただく形になりました。この形式についてはいかがでしたか?
小山さん
絞られたアイテムを試食することで、よりしっかり味わえるようになりました。
眞鍋さん
去年までは試食だけでお腹いっぱいでしたからね(笑)
小山さん
ただやはりまだ“審査感”が残っている気もします。いっそランチパーティにして、普通に食べたかった。それだけ今日のアイテムがおいしかったということなんですが(笑)