地元のお客様が引っ切りなしに訪れる、知る人ぞ知る人気パティスリー

埼玉県志木市にパティスリー「シンフラ」がオープンしたのは2013年11月のこと。オーナーの中野慎太郎シェフは、フランスでの修業後、恵比寿のシャトーレストランをはじめ、南青山のフレンチ「レ・クレアシヨシ・ド・ナリサワ」(現「NARISAWA」)のシェフパティシエも務めた方。レストランでの経験を活かしたデザート感覚のフレッシュなお菓子が評判を呼び、あっという間に人気店となりました。
駅から少し距離があるにもかかわらず、遠方から訪ねるファンも多数。定番のお菓子も、中野シェフが手掛けると一味違った仕上がりになり、“飲み物”と称されるほど軽やかなショートケーキなども、他にはないスペシャリテの一つです。
5年目に入った「シンフラ」では、地元の方がお土産にできるような“志木銘菓”を作ろうと、満を持して看板商品となる焼き菓子を開発し、販売し始めています。
それが今回、「オンワード・マルシェ」に登場した「日南(ひな)」と「綾(あや)」です。

フレンチの元シェフパティシエが、日本の芋&栗を焼き菓子に

「日南(ひな)」は、鹿児島県種子島産の安納芋をたっぷりと練り込んだ生地に、角切りにした安納芋の蜜煮を混ぜ込み、しっとりほっくり焼き上げたプチケーク。
「綾(あや)」は、栗の形をしたプチケークで、マロンペースト入りのしっとりリッチな生地に、国産栗の渋皮煮を贅沢にごろっと丸ごと入れて焼き上げています。焼き上がりに熱いバニラシロップにくぐらせ、安納芋や栗の渋皮煮から染み出る蜜のようなイメージで、よりしっとり感を増した仕上げにしているのも特徴です。
電子レンジで5-10秒ほど温めていただくと、ふわりと甘い香りが広がり、焼き立てのようなほくほく感を楽しむことができます。中野シェフ曰く、「焙じ茶と相性がいいのでぜひ試してみてください」とのこと。
漢字のネーミングは、日本の素材を使っていることを伝えつつ、やさしい響きでほっこりした味わいを表現したもの。実は、奥様とお嬢様のお名前でもあるそうで、愛情が感じられる素敵な焼き菓子ですね。

体験したことのない味!リッチな素材使いのサプライズマカロン

さらに、中野シェフならではの個性ある「マカロン」に注目です。
白い方は、フランス・ブルターニュ地方「ボルディエ」社の有塩バターと、マダガスカル産バニラビーンズ入りの、ふんわり軽いバタークリームをサンド。ミネラル豊富な海塩の旨みとバニラの甘い香りがとけあい、何とも品のよい味わいです。生地を美しい白色に焼き上げるため、火加減を細かく調整するそう。
黒っぽい方は、燻したような香ばしさの漂う、不思議なマカロン。実は、ナラの木のスモークチップをパウダーにして、生地が焼き上がる前に振りかけます。中には、高級ブランデーのコニャックが香るビターチョコレートガナッシュと、コニャック漬けの芳醇な味わいのレーズン粒入り。さらに、組み立てたマカロンを最後に「燻製」して仕上げるというから驚きです。
フランスでは、“3つのC”と言われるショコラ、コニャック、シガーが紳士のたしなみとされますが、それらを一度に体験できる「シンフラ」ならではのマカロン、ぜひお試しを!