牡蠣料理専門店が、店と同じ品質で生み出す、極上の牡蠣商品

広島の牡蠣の代名詞である安芸の宮島。
日本三景にも数えられるこの宮島で唯一の牡蠣料理専門店が「牡蠣屋」。
当然、扱う牡蠣は市場に出回らない大粒の極上品、さらに長年専門に牡蠣を焼き続けた職人の絶品料理が味わえるとあって、常に人気のお店だ。
そんな「牡蠣屋」が店と同等の牡蠣を使いオイル漬けやふりかけなどの牡蠣製品を製造販売しているという。
取材前から、無類の貝好き&酒好きとしては興奮を抑えきれない取材先。と、意気揚々と訪れてみれば、まず案内されたのは宮島の高台に位置する古民家。
ここを改装し牡蠣屋が「牡蠣祝」というなんともおしゃれなコンセプトショップを運営しているのだ。
店内のテラスからは宮島の町並みと大野瀬戸が一望でき、五重塔や千畳閣など、まさに日本三景に相応しい絶景。
「まずは実際に味わって欲しいと思って」と代表の大前万象さん。
オイル漬けの横にはさらりとシャンパンが添えられている。
オイル漬けをひと口味わい、冷えたシャンパンで喉を潤せば、極上の牡蠣のミネラルが増幅し口福を呼ぶ。
そして目線を上げれば目前に絶景。
牡蠣と酒と絶景。大前さんは、まずこの極上の3つのマリアージュを体験させてくれたのだ。

満足いかない牡蠣は使わない。すべて手作りだからこそ、納得の品質を

究極の贅沢を味わい、いよいよ工房へ。
「牡蠣屋の商品はすべて行程を宮島で行い、職人がその日の牡蠣の状態を見極めながら、製造しているんですよ」。
お店で提供している牡蠣を使い、保存料などを一切使用しない手作り。
人気アイテム「牡蠣屋のオイル漬け」の行程では、大ぶりの牡蠣をオイスターソースに絡めながら低温オーブンでじっくり焼き上げていく。
すると途中、ポイポイといくつかの牡蠣は省かれていく。
「火を入れて見が縮むものは旨みがないので、外していきます」と大前さん。
原始的な方法で素材を引き立てる商品だからこそ、素材は納得のいくものだけ。
そのこだわりこそが、宮島らしい極上の牡蠣製品を産んでいるのだ。

若きチームで挑む郷土の牡蠣のプロモーション。それは着実に浸透中

取材中、大前さんと料理長の畑賀大介さんは友達のように親しげなやりとり。
聞けば学生時代の同級生なのだという。
「自分らの世代で、宮島の良さ、牡蠣のおいしさを伝えていきたくて仲間に声をかけました。宮島の牡蠣は、日本一旨いと思っていますから」と笑う大前さん。
広島は、牡蠣生産量日本一、それには理由があるという。「広島の地形は河川が多く、牡蠣の育つ海域に豊富な養分が流れ注ぎます。森林からの養分が河川を伝い、海流とぶつかることでプランクトンが発生。これにより高品質の牡蠣が育つんです」。
牡蠣の話しを始めるととめどなく、牡蠣愛が溢れてくる。
そうして仲間とともにその良さを伝えていく。
大前さん達若い世代が、宮島と牡蠣の魅力を最大限に伝えたいという思い。
それは最初のシャンパンから始まっていたのだ。
そう、これほどの熱量の郷土愛と、素材への絶対の自信。
ここまで愛した商品がまずいワケがないのだ。