有機農業の町・綾町から、イタリアの郷土の味をお届け

宮崎市内から車を走らせること40分ほど。
宮崎市の西部に位置する綾町は、山々と田畑に囲まれたのどかな農村地帯だ。
そこに広がるのは、宮崎県では何も特別なことはない景観。
しかし、ここ綾町は全国でも指折りの有機農業の町として知られているのをご存じだろうか。
昭和63年に「自然生態系農業の垂心に関する条例」を制定し、日本でいち早く自然の摂理を尊重した農業を推進してきた町なのだ。
そんな綾町にロッキジャーニ・リナルドさんと智美さん夫妻がイタリア・トスカーナから越してきたのが2006年のこと。
「もともとはイタリアで自分たちが手作りした野菜やレバーペースト、パスタソースなどの加工品を、細々とですが日本へ輸出していたんです」。
それがわけあって立ちゆかなくなり、奥様の故郷である綾町に越してきたのだという。
「ここで一からのスタート。また、日本のお客様に自分たちの作ったものを送り届けられたら」そんな想いから生まれたのが、ここクッチーナ・リナルドである。

すべては安心・安全のため。出来る限り自然、特別栽培の地元産食材を使う

「レッドオニオン、ニンジンもすべてオーガニック。ここで取れる野菜は本当に何でも美味しいね!」皮を剥いたばかりのニンニクの香りを嗅ぎながら、リナルドさんは人懐っこい笑顔でそう話す。
綾町はまさにリナルドさん夫妻が考える理想の地だった。出来る限り、自然栽培や特別栽培で育てられた野菜を使い、出来る限り地元産にこだわる。一部にはイタリア産有機ホールトマト、トスカーナ産エキストラバージンオリーブオイルを使うものの、それがイタリア時代から貫いてきたリナルド夫妻の哲学なのだ。
「野菜や果物だけでないですね。ここの綾豚も脂が軽くて、肉も美味しい豚ですね」と教えてくれるように、商品の一部には、地元の綾町の豚肉にもこだわる。
とにかく、リナルドさんの料理の根底をなすのは、徹底した食材に関する安全性だ。
それをここ綾町では特別ではなく、ごく自然に取り入れることができるのである。

徹底した手作りの精神は、イタリアのマンマ譲り

もちろん、そんな食材のいかし方も作り手次第。
リナルドさんは無添加の完全手作りにこだわり、智美さんとともに小さな工房で作業に励む。
例えば、トスカーナの伝統料理である「レンズ豆と綾豚肉の煮込み」なら、茹でたレンズ豆にトマトとスパイスを加え、3時間じっくりと火にかけた後、挽肉を加えたさらに火にかける。
あるいは、一番人気の「牛レバーペースト」は炒めたタマネギとミンチにしたレバーを、トマトやスパイスとともに鍋でじっくりと煮込んでいく。
そう、それはイタリアのマンマが家族に料理を振る舞うかのように、ひとつひとつに愛情を込めて作られているのである。
綾町の自然が育む恵みと、無添加の手作りにこだわったリナルド夫妻の想い。
そのいずれも『クッチーナ・リナルド』の商品には欠かせない要素なのである。