誇りでもあり、責任でもある“永平寺御用達”の看板

看板に燦然と輝く“永平寺御用達”の文字。
もちろんこれはかの曹洞宗大本山永平寺が許可を出した証。
しかし食品でこの栄誉を得ることは極めて稀。
寺の料理長的存在である典座老師が、その名をかけて「それが永平寺の常用品と同品質である」と認めたことの証明なのだから。
ここ「トップフーズ」は1974年に「有限会社 米又」として創業。
当初は味噌の加工品などを製造する会社であったが、地元産を中心とした素材や手間暇を惜しまぬ製法はもちろん、水にまでこだわり抜く品質に定評があった。
1985年に販売会社として「トップフーズ」ができた後もその伝統は守られ、徐々に地域に浸透。
そして1988年に、永平寺の名を冠した商品“永平寺朝がゆ”の販売にこぎつけたのだ。
その名は誇りであり、責任でもある。
そんな決意を秘めながら、品質は守られ続けている。

流通に不可欠な殺菌工程を、そのまま調理工程に

商品を流通させるにあたり、ある程度の賞味期限が必要となる。
無論、無添加にこだわるこちらが採用するのは熱殺菌だ。
しかしどんな食品でも、熱を通せば味わいは変わるもの。
そこで発想を転換し、こちらでは殺菌と調理を同時に行うことにしたのだ。
つまり、洗米した生米と塩水を密封し、熱を加えながら袋内で調理。
これにより米自体の旨味を逃さず、食感も豊か、防腐剤も不要という商品が誕生したのだ。米は福井県池田町特別栽培コシヒカリ。
水は地元の清冽な伏流水。永平寺も認める上質な仕上がりだった。
その後に登場する胡麻豆腐も同様。
凝固剤を使用せず吉野本葛だけで固めるために撹拌時間や加熱温度を徹底研究。
生に近い食感を実現した。
ちなみに福井県では胡麻豆腐に味噌ダレをかけるのが主流。
それはかつて味噌加工を行っていたこちらの先代のアイデアが一般にまで広がったことが起源だとか。

無添加で安心。しっかりとおいしい。その両立が強み

「病気のときだけじゃなくてね、普段から食べてもらいたいんです」と中川英之社長。
確かに優しいお粥や精進料理は、胃腸が弱ったときのものという固定観念があるかもしれない。
その意識を変えるのが中川社長の目標だ。
たしかにしっかり旨味が感じられるお粥は、時間のない日の朝食に良いかもしれない。
濃厚な香りと風味が際立つ胡麻豆腐は、晩酌のお供にも最適だ。
優しいけれど、しっかりと存在感を主張する。
それがここ「トップフーズ」の商品の特徴なのだ。
もちろん永平寺も認める、無添加の安全性は共通。
毎日食べても安心。それでもしっかり味わい深い。
そんな一挙両得の逸品なのだ。
「みなさんに喜んで頂けるのが何よりですから」穏やかな社長のそんな言葉が心強い。